こんにちは、たかたろうです。
今回は、子どものカリウム不足の症状と原因について解説します。
また、子どものカリウム不足は腸活での予防法を紹介します。
カリウムは、野菜や果物に多く含まれる栄養素で体内の塩分量を調節する働きがあります。
カリウムは人体にとって、必要不可欠な栄養素です。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
色々な病気は、普段の食生活が関係し、子どものうちから注意する必要があります。
カリウムとは
カリウムは細胞の中に多く含まれるミネラルで、細胞の浸透圧を維持して細胞の機能を調整している生命維持に欠かせない栄養素です。
日本人の塩分の摂取量は多い傾向にあります。
そのため、ナトリウムの体外排出をサポートするカリウムの摂取は重要です。
カリウムは、血液やリンパ液、骨などにイオンやタンパク質と結合して細胞内に存在しています。
人間の体内には120~200gほどのカリウムが含まれ、正常の血中濃度の基準値は男女とも3.6~4.9mEq/Lです。
カリウムは体内で作り出すことができませんので、食品から摂取する必要があります。
カリウムを多く含む食品>>
カリウムの働き
カリウムの働きとは
- 血圧を一定に保つ
- 塩分(ナトリウム)を体外に排出しやすくし、体内の塩分量を調節する
- 細胞内液の浸透圧を一定に保つ
- 体液のphバランスを保つ
- 筋肉の収縮や神経伝達を担う
腎臓中でナトリウムを尿から排出しやすくして血圧を下げる作用があることがわかっています。
子どものカリウム不足の原因
カリウムは野菜や果物、豆類などに多く含まれています。
カリウムの目標量は3から5歳、1日1400mg以上の摂取が目標となりました。
通常の食生活において、カリウムが不足することはありませんが、子どもの野菜嫌いがカリウム不足の原因になります。
カリウム不足の状態が続くと、脱力感、筋力低下、食欲不振、骨格筋の麻痺などが起こります。
子どもの野菜嫌いを放置しておくと、「食物繊維」が不足してしまう恐れがあります。
カリウム不足になりやすい子
カリウム不足になりやすい子は以下の通りです。
・少食・偏食のある子
・身長が急に伸びてる子
・月経が始まった女の子
・運動量が多い子
・下痢・便秘など腸内環境が悪い子
・外食・加工食品が多い
みんなカリウムが不足しやすいので気をつけてね♪
カリウム不足の症状とは
カリウム不足により起こる病気が、低カリウム血症です。
低カリウム血症とは血液中のカリウム濃度が3.5 mEq/L以下に低下した状態を言います。
低カリウム血症は軽度の場合、症状がほとんどありませんが、重度になると
- 脱力感
- 手足のだるさ
- 筋肉痛・筋力低下
- こわばり・麻痺
- 不整脈
などの症状が起こります。
さらに症状が進むと、歩けなくなったり、呼吸困難になります。
カリウムの過剰摂取
逆にカリウムを過剰に摂取した場合はどんなことが起こるのでしょうか。
健康な人には問題は起こりません。
しかし、腎機能が低下している方は注意が必要です。
腎臓機能が衰えると、尿によって排出されるカリウムの量が低下して体内のカリウム量が増えます。
カリウムの値が増え続けると高カリウム血症となり、筋肉の収縮に支障が出たり、手足がしびれたりする症状が現れます。
高カリウム血症を放置すると、心停止のように重篤な症状を引き起こすことがあるため注意が必要です。
カリウム不足を腸活で予防する
カリウムを多く含む食材は、主に野菜・果物・海藻類などです。
食品のカリウム含有量
その中でも含有量が多い食材と、100gあたりの含有量をご紹介します。
野菜類
食材 調理方法 可食部100gあたりの含有量(㎎) 切干し大根 乾燥 3500 ドライトマト 乾燥 3200 ほうれん草 生(ゆで) 690(490) 枝豆 冷凍(ゆで) 650(490) アボカド 生 590 果実類
食材 調理方法 可食部100gあたりの含有量(㎎) バナナ 乾燥(生) 1300(360) マンゴー 乾燥(生) 1100(170) 干し柿 乾燥 670 キウイ(ゴールド) 生 300 さくらんぼ(国産) 生 210 藻類
食材 調理方法 可食部100gあたりの含有量(㎎) 刻み昆布 ー 8200 ひじき 乾燥(ゆで) 6400(160) 真昆布 乾燥 6100 わかめ 乾燥(水戻し) 5200(260) 焼きのり ー 2400
乾燥した食材はカリウム含有量がとても多いので、少量の摂取でもカリウムをたくさん摂取できます。
カリウムは水に溶けやすい性質があるので、蒸す、茹でるなどの調理法にするとカリウムが水に流れ出て摂取量が減少します。
そのため、煮込んで汁も飲める調理方法により、効率よく摂取できます。
善玉菌を摂取する
腸内環境が整った状態というのは、善玉菌が優位にあることです。
善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトから、善玉菌そのものを摂取することで、善玉菌の増加が期待できます。
また、発酵食品は善玉菌を優位にしやすいと言われていますので、発酵食品を継続的に食べるとよいでしょう。
善玉菌のエサとなる食物を摂る
善玉菌のエサとなるのは「食物繊維」と「オリゴ糖」です。
善玉菌を摂取するのと同時に、善玉菌が好む食べ物を一緒に摂取すると、もともと腸内にいる善玉菌を増やす助けにもなり、腸内環境を整えるのにより効果的になるでしょう。
善玉菌が好む「食物繊維」は水に溶ける水溶性食物繊維ですが、水に溶けない不溶性食物繊維でも便秘改善等の効果を期待できるので、食物繊維が多く含まれる食材を毎食取り入れましょう。
運動をする
腸内環境を整えるには適度な運動も効果的です。
適度な運動は腸が刺激され、腸内フローラが活性化します。
結果、腸内環境が整います。
子どものカリウム不足まとめ
カリウムは、野菜や果物に多く含まれる栄養素で体内の塩分量を調節する働きがあります。
カリウムは人体にとって、必要不可欠な栄養素です。
通常の食生活において、カリウムが不足することはありません。
しかし、子どもの野菜嫌いはカリウム不足の懸念もありますね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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